人に聴かせる腕も無く、聴かせる機会も待たないが。
もし仮にあっとしても、それは出来ない。
手持ちの曲が一つも無い。
というのは未だに一つとして、曲を完成させていないから。
打鍵ミスが付きまとうのは何故。
それは曲を覚えていないから。
いつも譜面を見てしまっている。
それで覚えないのではないかと考えて、ブラインドでやってみる。
やってみると、相変わらず間違える。
で、間違えるその原因を感覚的に探ってみると、どうやら音が取れていないらしい。
音が違っていると理解出来ても、即座にそれがどの指に当たるかが分からない。
この音ではない、その違和感に気づいても、耳が覚えるその高さはどのキーなのか。
音が身についていないということが分かってきた。
それで、その音(高さとキーの対応)を意識し始めたら少しづつ良くなってきた。
失敗は重ねるけれど、少し見通しが出た。