昨日、勤めからの帰り、用事があって家電量販店に立ち寄った。
立ち寄りついでに、電子ピアノコーナーにも行ってみた。
別に、新しいピアノが欲しいわけでもない。
何となく行ってみただけだ。
相変わらず、高額機種の無断試弾は制限されていたが、キーを軽く指でピンと押すぐらいは出来る。
どの機種も、グランドピアノのタッチに近づけているらしいのだが、どれもが少しづつタッチが異なる。
そして予想よりも、ストロークは浅く、タッチは軽いのだ。
まるでキーボードのように手ごたえが無い。
本物のグランドピアノもそうなのか。
今使っている、低級機のAP-450の方が、ずっと重く抗力があるのだ。
そして、AP-450は滑りにくいよう、キーの表面がざらついている(年輪のような筋がある)。
店頭での他の機種はいずれもツルツルの滑りやすい表面処理だ。
ただ安いせいか、AP-450は、打鍵するとボコボコ・ガタガタと音がする。
店先のものは、それほどがたつくものではなかった。
いずれにしても、どれが良い・悪いというものではないが、電子ピアノが究極の形としてグランドピアノを志向していて、音もタッチもそれに寄せているとすれば、一応、本物はどうなのかを知っておきたいという気持ちがある。
だからもう少し練習したら、貸しスタジオに行って一丁グランドピアノの感触を確かめてみるつもりだ。
別に、スタインウェイ&サンズやベーゼンドルファーである必要はない。
ヤマハや河合で良いのだ。
もう一つ。
上に書いたように、AP-450のタッチは重い。
もし、そのせいで子供がピアノに触れるのが嫌になり、練習をしないで結局ピアノを弾くことを止めてしまったとしたらかわいそうな気がする。
コストパフォーマンスとサイズでカシオを選んだが、ヤマハやカワイを選んでおけばそんなことにはならなかったのかもしれない。
そうだとしたら、残念なことだ。
今度本人に聞いてみよう。