ピアノ演奏会に行って来て、プロの指裁き、指や腕の動かし方を見た。
食い入るように見た。
とは言っても席が離れているから、良くは見えない。
凝視するが、元々目も悪いし遠くだからね。
見えるのは、大体の動きのみだ。細かい動きは見えない。
それでも勉強になる。
隣の席の女性は、オペラグラスを持ってきていて、奏者の姿を目に引き寄せていた。
コンサート慣れしているらしい...。
それは置いておいて。
何十年もの経歴のあるプロ、幼少の頃から数えたら50年余のキャリアあるプロだから、指も腕も肩も自由に動いている。
殆ど無意識に指も手も腕も動いているかに見える。
どの音を出すかは、体が覚えている感じだ。
実に自然にどこも無理なく体が動いている。
それで翻って自分。
単純な曲をいつまでも間違えるのは、どこかおかしい。
出来るところと引っかかるところはいつも同じ。
これは使っている指がおかしいんだと思い始めた。
吾輩の指、全体に少し外側に反れている。
だから、普通にやっても、隣の鍵に干渉しやすい。
左手だと、狭っ苦しい2番と3番,3番と4の1度の音(黒白)なんてとても出せない。
反れた指が引っかかるからだ。
それでいつも打う鍵を間違ってしまう。
出しずらいから、別の指が勝手に動いてね。違う鍵を弾いてる。
打とうとする指が鍵盤に対して不自然なのだ。
ということはだ。
指示に出ている指番号では自分は駄目なのだ。
自由に・自然に動く指でなくては駄目だ。
途中まで支持された指番号で打ってきたがもう止めることにした。
誰もどの指を使ったかなんて気にしないからね。
大事なのは、ちゃんとした音が出たかだ。
勿論、ハノンは教書通りの指を使う。
その指示通りにやらなければ意味が無いからね。
それ以外の曲弾きは、やりやすいように指や腕の位置を変えるのだ。