肘中心の弾き方で

朝と寝る前に練習してみる。

 

少し練習すると、以前の中途半端な弾き方に戻りかけるけれど、脇を締めて、意識して肘を前に出す。

 

少し肘を内側に寄せて、胸の前に出すようにすると、胸筋が邪魔になって肘が後ろに下がらない。

 

そのままスッと腕を前に伸ばし、腕の動きに余裕を持たせるため、少し肘を曲げ気味に。

手首は少し高めの位置に維持しつつ、しなるような指の軽い打ち込みで音が出るようにする。

或いは、指を水平気味にして、力を抜きつつ素早い肘の前後の動きで、打ち込むようにする。

 

軽い力で今までより素早くスムースに打鍵できるようになる。

 

まだ、上手く弾けない曲もあるけれども、指の動きが良くなり、間違えが少なくなった曲が大半だ。

 

これまでも、気が付かぬうちに、ごくたまにはこういう動きになっていたのかもしれない。

が、意識してこの腕の動きを維持しようという風にはならなかった。

 

自分なりに、今まで色々と試行錯誤をして来たが、実のある成果が得られた、と実感出来るのは初めての事だ。

 

この腕の動きの改善は、ある意味、将来に向けた意義ある小さな一歩、進歩らしい進歩だと、個人的に感じられる。

 

尤も、またこの形がいつの間にかに崩れてしまって、全てが霧散してしまい、また路頭に迷うこともあるかもしれないから、余り大仰なことは言えない。