当地でのコンクールは昼の12時半には開場するが、何時頃に名古屋に到着すればよいかは、全くの自由だった。
早く到着して、どこかにふらっと立ち寄っても良いし、開演に間に合えば、時間ギリギリでも良いだろう。
会場から名古屋駅までの距離を推し量って、まぁ開場の2時前に到着すればよいだろうとの見込みを立てた。
家から東京駅までは、1時間40分ほどか。
到着する時間を明瞭にしていないから、予約はしない。
指定席は敢えて買わないのだ。
自由席で良い。
ところが、書いてきた通り、新幹線に乗るのは本当に久しぶりで、切符の買い方すらわからない。
ということで、切符を買ったり、朝食を買う時間も考慮して、列車に乗り込もうとする時間帯の2時間前には家を出た。
自由席で良いとしたのは、指定席を選ぶという行為が苦痛に感じられたから、というのはその理由の一つ。
あと、どこかで東京駅始発なら、並んで列車を何台か待てば、必ず自由席でも座れると
書いてある書き込みをインターネットで見つけたからだ。
ならば、敢えてお金を出して席を抑える必要は、無い。
年末年始、お盆などのハイシーズンではないのだ。
新幹線も、今や通勤電車並みの発車本数がある。
午前中、早め時間帯の電車を選べば、何とか席を確保することは出来るだろう。
更に言うと、別に”のぞみ”でなくてもかまわない。
”ひかり”でも良い。最悪、こだまでも良いのだ。
だったら、どう考えても名古屋まで席に座って行けてしまう。
これは強い。
時間に拘束されない、のんびり自由旅というのは、実に良いものだ。