名古屋訪問 小噺 その1

その、今回のコンクールは、愛知県の県庁所在地に存する、とある施設が会場だった。

 

つまり、この遠出というのは、名古屋行のことであった。

 

名古屋に出掛けるのは、今回が確か4回目で、3回目はこの5月の事だから、比較的最近の事だけれど、3回目と2回目には断絶があり、それは20年以上も離れている。

 

旅行といえば、家族が出来てからは専ら自家用車を使うことが多く、電車(今回は新幹線)を使うのは、本当に久しぶりである。

 

5月は車で行った。

半ば日帰りのような行程で、早朝から車を何時間も飛ばして、帰って来てからはくたびれ果ててしまった。

 

その反省もあって、今回は新幹線だ。

前回の名古屋行では、(行く前は)ぼんやりと車の方が安いと思っていたが、後で考えてみると事実は正反対で、ガソリン代や高速代が結構掛かり、かつまた一人となれば、経済的には全くの非効率だった。

 

それでもって、移動に必要な時間が鉄道に比べてはるかに多く必要、ということにはなれば、全くこれは話にならない。

我ながら莫迦なことをしたものだ。

 

当地であちらこちら移動を繰り返すのであれば、車を持ち込むという手もあるが、今回は、コンクールを拝聴する以外に取り立てての用事も無い。

 

そういう訳で今回は大人しく、というか、ごく常識的な判断で新幹線を選んだという次第。