電子ピアノではなくて、普通のピアノに触れる必要がある。

ヨドバシカメラに用事があって、ついでに(電子)ピアノコーナーに立ち寄った。

 

簡易な電子ピアノ(キーボード)を除き、どのピアノにも「試し弾きをするときは店員を呼べ」「長い間、試し弾きをするな」「椅子に座ってやるな」とかの注意書きメモが置いてある。

 

要するにこれは、腕に覚えのある人が、衆人集まる家電売り場、これ幸いに、周囲の人にこれ見よがしに聞かせるため(聴かせるではない)、ピアノを長時間占有することで、音や態度で周囲に迷惑を掛けることを防止するための措置であろう。

 

実際に購入したい人にとっては試し弾き出来ずに、ただ邪魔なだけで、迷惑極まりない存在だからな。

 

店の方としても、ただの遊び人は排除したいのだろう。機械も傷むし。

 

さて、話は戻して。

どうしてピアノコーナーに行ったかというと、少し欲目が出て来て、もう少しタッチの良い電子ピアノを使ってみたくなったのだ。

 

かといって、今の先生(CTK-2200)をなげうってしまうことは、しない。

大事な先生だし、まだまだ教えてもらいます。

 

それで、カシオ、ヤマハ、ローランドの高いのから少し安いのまで、それぞれ鍵盤を軽く弾いてみたが、メーカー間の違いより、機種の違いが大きくて、どれが良いのかよく分からないかった。

 

以前は、高級機はストロークが深くてタッチが重い!という風に思っていたが、そうでもない。

高級機でも浅くて比較的軽いタッチのものがあった。

 

中級機で深く重めのタッチの機種もある。

 

それでいて、宣伝文句にはどの機種も盛んにアコースティックピアノの高い再現性を謳っている!

 

一体どれが本物に近いんだ?

(言うまでも無いが、安いキーボードタイプはスベカラク軽い)

 

そうそう。

ローランドのカッコ良いグランド電子オルガンがあったから、鍵盤に触れてみた。

 

…。

思ったよりタッチが軽くてストロークが浅い。

こんなもんかね。

 

上代60万幾らとあったから、最上級のグレードではなさそう。

上の機種は100万円近い。

それでも、タッチの感じはグレード間の違いはそれほどないだろう。

 

自宅でアコースティックピアノを買う事は無いかもしれない。

けれどその打鍵の感触は知っておきたい。

 

買うなら、その感覚に近い電子ピアノだ。

そうするとやはりヤマハかカワイといった、つまらない選択になるのだろうか。

 

まずは、普通のピアノに触れておかねば。

えと、さて、それはどこにあるのかな。