素で練習する

〇〇や●●を露出させてピアノの鍵を弾くという意味ではない。

それじゃストリーキングになってしまうから。

 

先生であるCTK-2200の背景演奏なしにピアノを練習するということ。

考えてみれば、電子ピアノではない、普通のアコースティックなピアノでは、当たり前のことだった。

 

今迄ずっとこれに引きずられてきた。

毎回・毎度毎度、音を出しながら練習していた。

 

これだと、自分の音が背景の電子演奏にかき消されて、正しく弾けているのか弾けていないのかが分からなくなっていた。

 

要するに、上手く弾けないところは、機械が出す音でうまく音やリズムが担保され、ごまかして練習していたということだ。

 

このことに全く気が付かずにいた。

 

もちろん、電子演奏なしに、自分の音出しだけで練習するときもある。

どうしてもうまくリズムが取れないとか、主旋律と伴奏のタイミングを合わせる練習をするときとか、本当にゆっくり何度も練習をするときとか。

 

そういうときは、自分のリズムで背景は無音で練習する。

 

そして、ある程度運指が確立すると、再び背景の電子演奏の元、練習を行っていた。

 

その方が、いろいろな楽器の音が付帯されて、なんとなく楽しいし、そうやって練習するものだと思い込んでいたから。

 

だからなかなか完全なものにならなかったのだ。

 

無音で練習すると、出来ないところ、ほったらかして誤魔化していたところが忽ち露呈してしまう。

 

なんとなくここが駄目だなとおもっていたところが露わになる。

 

そして良いところは、駄目なところが分かったら、自分のリズム・タイミングでそこを集中して練習できる。

 

効率的にやることが出来る。

 

これが、電子ピアノの演奏つきだと、間違ったら中断して常に最初からやらなければならないし、曲の最初には、練習には無意味な導入部(イントロ演奏)がある。

何度も繰り返し練習したいときは、このイントロが終わるのを待つのが結構苦だ。

 

本当は、節ごとに練習できる練習モードがCTK-2200は付いている。

(ステップアップレッスン機能)

 

でも、取り扱い説明書が無くなって、こいつの使い方が良く分からない。

 

適当にいじったら動いたけれど、やっぱり機械の動作を待つのがじれったい。

だから、キラキラ星の本当の最初の段階しか練習モードは使わなかった。

 

今から練習再開。

曲は「山の上」と「聖者の行進」。