ハノンを再開する

バイヤー速習本、気が進まないが最初の最初からきちんとやることにした。

2冊ある。

これで2年分。しっかり練習する。

後先考えずに。

 

やはり基本が大事だと思われる。

どの曲も何時まで経ってもきちんと弾くこと出来ないのは、基本が出来ていないため。

面倒くさいそれらから逃げてきた。

 

易しい曲を適当に仕上げて、それで満足して弾けるようになった気になっている。

だがそれは自分への嘘だということも知っている。

 

底が全く抜けてしまっているのを自覚しているが、それを真正面から見たくはない。

真正面から真実に向き合うと、目の前に見えている(と思っている)上達というものが、はるか遠くに逃げてしまうのが辛い。

 

つまり、この1年半が砂上の楼閣だとは思いたくないが、その実、進歩だと思われた表面的な技量は単なる蜃気楼だいうのが事実だと思われる。

現実に、未完成の曲の残骸があちらこちらに転がったままになっている。

 

だからこそ。

今度はきちんと本当の自分の力と向き合って基本からきちんと進める必要がある。

 

ハノンとは言っても、これも子供向けの速習本だが、やらないよりは、良い。

しまっておいたバーナムも併用する。

 

面倒くさいこと、嫌なこと、苦手なものに取り組む。

基本の部分、土台に当たるところが出来ていない事実とハッキリと向き合うことにする。