秋分に至りて

暦の上では、今日は秋分の日であった。

平日であれば祝日となる。

 

今年は土曜日ということで、自分の場合、勤めが無かったから、今日が秋分の日と意識してはいなかった。

改めてカレンダーを見てみると、確かに朱書きで23とある。

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ここ2・3日ぐずついた空模様となっていて、暑さも一段落、といったところだった。が、来週半ばには再び暑さが戻るという。

そうは言っても、季節は確実に秋に向かっている。

 

さっき、のどの渇きを潤すため、飲料水を買いに、家の外に出た。

向かったのは、ごく近くの自動販売機だ。

 

半袖のスポーツシャツ、トレーニングパンツ姿であったけれど、小雨が降り、一日中曇り空で冷えた空気の中では、最早寒いくらいであった。

暑さ寒さも彼岸まで、とは正にこのことか。

 

秋が近づいている、ということで、個人的にはすぐその後に控える冬を意識せざるを得ない。

今日日の日本、春と秋はあってなきのようなもの。

だったら、もう今年は終わりだ。もうじき2023が終わる。

 

この一年、一体自分は何をして来たであろうか。

国家資格の勉強をした2022年が終わり、2022・23と怠惰な生活をずっと続けている。

 

これではいけない。

確かにピアノの練習を始めたのは昨年春であったけれど、緩慢な練習のせいで、その歩みは極めて遅い。

 

今からいい加減な生き方を見直し、当面の目標を明確にしてそれに向かって着実に前進できるよう、実のある生活を送ることにしよう。

 

カレンダーの23が朱書きであったのは、天からの警告ととらえておくことにする。