みぎてと ひだりて を合わせて 不幸せ

お仏壇の販売会社が流しているTVCMのコピーとまるで逆だけれど、自分の場合はそうだ。

まぁ、あっちは「おててのしわとしわを合わせてしあわせ」だから、ちょっと言い様は異なっている。

 

で、要するに。

 

右手で一生懸命、主旋律の指使いを覚えます。

次に、左手の伴奏部の運指を覚えます。

 

それぞれ、ある程度出来るようになります。

 

合わせて両手でやってみます。

 

が~ん。

 

全くの全くに何も出来なくなる。指が動かない。

やってもやってもバランバランな指使い、出鱈目な打鍵。リズムもハチャメチャ。

↑(別の投稿で似たようなこと書いたっけ)

 

え~っ、あれれ、これはどうなってんだ。

 

そもそも、右手と左手の指の動きが全然違うなんて、こんなの出来るわけないだろ~。

 

ピアニストってどうなってんだ。

こりゃ人間業じゃね~。

 

一体どうやったらうまくやれるんだ.、

全然先が見えないじゃないか…。

 

大体、こんな感じです。

 

最初の曲の両手弾きは、ピアノの練習のやる気を殆ど消失させるほどの悲しい経験であって、実に不幸なひと時だった。

 

それにもめげず、時間を掛け、試行錯誤して少しずつ進んできた由。

 

今でも当然だが、新しい曲を覚えるたび、両手使いのフェーズに入ると、一旦はバランバランの出鱈目弾きになる。

 

そのたびにやる気を少しそがれて途方にくれる。