嫌な気分を押し殺して、仕事へ行き、多少仏頂面になってしまっていたかもしれないけれど、努めて冷静に執務をこなした。
自宅に帰ってきて、いつものように練習するも、新たな不快な事象が発生していたことに気が付いて、どうにも気分が落ち着かなくなり、ついに打鍵することが出来なくなってピアノの蓋を下した。
明日その事態と対峙しなくてならないと思うと、気が重い。
人的関係の不和の招来、即ち人心離散の気もあるが、どうしてもそれをやらなくては気が済まない。
どこまでも行ってみろという気分だ。
了見の狭い自分が実に嫌になるが、これが自分というものか。