1から5だけの世界 その2

先生が電子ピアノで、収録されている曲を練習するが、対応する五線譜が無い。

 

ひょっとしたら、附録として同梱品にあったのかもしれないが、今となってはそれも知れない。取扱説明書すらないのだ。

 

五線譜が無く、ではどうしているかというと次のとおり。

 

まず曲を選んで再生する。

 

すると、小さなディスプレイ上の両手の手のひらの絵に、逐次指番号が表示されるから、これを一つ一つメモする。これは主旋律から始める。

 

一曲分まとめ上げる。

 

その上で、一番最初の指番号に対応する音を書き込む。

 

相対的に、後の指番号に対応する音階が決まる。これをメモに書き込む。

 

偶に、同じ指番号でも、違う音が振られることがあるから、自動演奏を聴いて音を確かめたり、ディスプレイの五線譜上の音符の位置を確かめたりして、指番号に割り当てる音を修正する。

 

主旋律が終わったら、伴奏部で同じことを行う。

 

音出しのタイミングを合わせるため、五線譜と同じように、上に主旋律、下に伴奏部を書く。

 

練習して、音出しのタイミングを修正する。それをメモに反映させる。

 

先生の指示の指番号どおりだが、上手くやれない時は多少アレンジする。

 

練習する。

 

こんな感じ。

 

 

実に汚らしい。

※黒鍵盤の音は適当に書いている。