今日は十分にやったな、というところで一幕入れる。
一応、通して出来るようになったから疲れてやめるんだ。
ところが。
翌日やってみると、これが全然弾けなくなってる。
え~って、ビックリするほど弾けてない。
指が全然動いてくれなくて、曲の流れに全くついていけない。
適当なキーを、指が勝手に弾いている。
出て来るのは、バランバランなリズムの出鱈目な音ばかり。
あぁ、これどうしたんだろう。
これ、どうなっちゃってるんだ。
記憶では、どの鍵を弾けば良いかはわかってる。
それを忘れてちゃ、流石にもうお終いだ。
そこまで落ちてはいないけど、指が全然駄目なんだ。
でね、酷いとき。
さて、いい加減出来た感じだ、と思って一息入れる。
ものの5分でもう駄目だね。また全然弾けなくなってる。
ワーッ、またかという感じ。
要するにマスター出来ていない。
その曲に対する指運が完成していないのだ。
練習しても練習しても落ち着いてこない。
いつまでたっても頂上が見えてこないものだから、流石に少し嫌気がさして、ちょこっとうまく行ったら、それで出来た出来たと、自分自身を騙して逃げてるわけ。
分かっているんだけどさ、
練習が足りないってことは。
でも一体何回練習すればよいのか。
そうです。出来るまでです。
それはいつまで?
キリがないって真にこのことだね。